約3年かけて育てているナフトの胡蝶蘭。
今の真冬の時期は需要も少なく、寒さに少し苦手というのもあって開花を控えています。
しかし年末の苗の遅れて咲いてきている胡蝶蘭や、春咲きの苗で早く咲いてくる胡蝶蘭で少し出荷できます。
1週間ほど前ですが、ご注文いただいていた胡蝶蘭が1輪だけ枯れていました。
「大変!どうして?」とよく胡蝶蘭を眺めると花粉がないのです!
まわりのちらほら咲いてきている胡蝶蘭たちも見てみたら、約7割程やはり花粉がないのです!

↑こちらが花粉のない胡蝶蘭。

↑こちらは正常な胡蝶蘭の花粉。違いわかりますか?
原因は「ねずみ」です。
ねずみが花粉をなめてしまうのです。
なめてしまうと花が枯れてくるのです。
この寒い時期暖かい胡蝶蘭のハウスの中を私たちの目をかいくぐって荒らしていたのです。
つぼみや花自体をかじっているのもあるのです。
早速、消毒をして毒性のえさ(食べると死んでしまう)を撒きました。
おとつい頭から尻尾まで10cmほどの死んだねずみを2匹発見しました。
何とか被害はおさまったようです。
しかし3年かけて育てたナフトの胡蝶蘭。それが出荷できなくなってしまいました。
まだチラホラ咲きの時で助かりましたが、本当に失礼な話です!!
来年は寒くなる前に駆除をすることにしました。